最近の洋式トイレは、フタが自動で上がったり、押さなくても水が流れたり、衛生的に使えてとても嬉しいですよね。
今回は、そんな洋式トイレの機能の1つで、人気の温水洗浄のビデについて。
ビデを日常的に使っている妊活女性に、ぜひ読んでいただきたい内容です。
水が出るノズルのこと
日本人はキレイ好きということもあって、あるアンケートでは、半数近くの人が温水洗浄を使っているという結果があります。ないと困るという人もいそうですね。
でも、外出先では使わないという人がそれなりに多いようです。理由は
衛生面が気になるから
確かに、お尻やその周辺を洗った時の汚水は、どうしても、跳ね返ってノズルに付いてしまい、その汚れも蓄積します。
ノズルを自動洗浄するタイプもあるということは、ノズルが汚れることをメーカーも自覚しているということ。
ノズルが汚れている可能性
最初に、これを知っておいた方が良さそうです。そして、ここからが本題です。
洗いすぎると汚くなる
さて、最近の研究では、ビデを日常的に使っていると、細菌性膣症という腟炎になりやすい、という発表がされています。
腟内は、洗いすぎると常在菌のバランスが崩れてしまい、腟内が酸性に保てなくなり、雑菌が増えてしまいます。
清潔にしているはずが、細菌が増える環境を作り出してしまっていました。
腟内に腸内細菌が、、
さらに、腟内に腸内細菌が見つかった人の9割以上が、温水洗浄便座を使っていたという結果もありました。
腟内は、ラクトバチルス属の乳酸菌が豊富な環境が必要。それなのに、腸内の細菌が入り込んでしまう、、。これは妊娠を遠ざける原因になりそうです。
おりものを洗い流すこと
おりもののにおいを気にして、ビデを使う人が多いかもしれません。でも頻繁に洗浄していると、おりものも流れ出てしまいます。
低温期と高温期のおりものは、雑菌が入るのを防いでくれます。そして排卵期のおりものには、精子を運んでくれる役割があります。もちろん、排卵日予測にも役立ちます。
おりものは、どのタイミングでも妊活に必要で、大切な役割があります。洗い流すなんて、もったいないです。
そういう私も使っていた
不妊治療を受けていた30代後半は、私自身も内診の前後にビデを使っていました。
当時、私も知らなかったからです。
ただ、40代は自宅で妊活をしていたため、内診の機会もなく、自然と使うことがなくなっていました。
不妊治療を受けていると、私のように治療の前後で、ビデを使いたくなるかもしれません。使うことが当たり前になっているかもしれません。
「腟炎」と言われてもピンとこないかもしれませんが、流産や早産の原因の50%は腟炎なんです。
妊活中は、ビデを控えることをオススメしたいです。