油って女性にとっては厄介な存在だけど、妊活を成功させるためには
質の良い油を摂る
これが大切なんだと、ある時気付かされました。私は、それまでずっと
油=悪
だから少量に抑える
これが大事だと思っていたんです。でもそれは大きな勘違いでした。
今回は、油の中でもお醤油やお砂糖のように使う機会が多い食用油について考えてみたいと思います。
「油のことを気にかけたことがない」という方もぜひ読んでみてくださいね。
みんなが選ぶ油を調べてみた
昔はサラダ油が当たり前だったのに、最近はホント見かけなくなりましたね。今は迷うほどいろいろとありますが、妊活中の食用油はどんな風に選んでますか?
日清オイリオグループの調べによると、売上げで見た、家庭用の食用油1位は
- 2017年度 キャノーラ油
- 2018年度 オリーブ油
- 2019年度 オリーブ油
- 2020年度 キャノーラ油
「キャノーラ油」「オリーブ油」この2つがダントツで人気があるようです。
調味料を見直す前の私は、そのうちの1つ、キャノーラ油を愛用していました。量が多くてもお手頃で、コレステロール0だなんて、優秀過ぎる!そう思っていました。
でもある時、母親が言ったんです。「料理の揚げ油を変えてみて」と。その時にふと疑問に思ったんです。
キャノーラ油って一体何だ?
すると「へぇー」の連続で、意外な事もわかってきました。
- キャノーラ油は菜種油の一種で「キャノーラ品種」からとれた油
- 国産はナシ。ほぼカナダからの輸入
- 原料は遺伝子組み換え
もちろん意外だったのは3つ目。毎日使う油の原料が、ガッツリ遺伝子組み換えだったとは、、、正直驚きました。
キャノーラ油を扱う大手食品会社のHPに、Q&Aのページがあります。そこでは「遺伝子組換え原材料を使用していない油はありますか?」という問いに対して
「遺伝子組換え原材料を使用していない油は、べに花油、こめ油、ごま油、オリーブオイル、グレープシードオイル、アマニ油、ココナッツオイル、マカダミアナッツオイル、パーム油、ひまわり油です」という回答が載っていました。
これ、言い換えたら「キャノーラ油は遺伝子組み換えの原材」ということになりますね。
遺伝子組み換えの作物って、効率を良くするために改良されたもので、低コストが魅力。キャノーラ油が安いのはこれが理由でした。
遺伝子組み換えは安全なの?
これは賛否両論あるので、私には正直よくわかりません。でもわからないなら
妊活中は避けよう
そう決めた私は、その後に素晴らしい食用油に出会うことになります。
成分が素晴らしすぎる油
薬剤師だった私の母親は、なかなかの健康オタクで、体に良い食品や栄養には詳しい人でした。そんな母親が、勧めてくれたのが
こめ油 でした
こめ油は、米糠(こめぬか)から抽出されている油で、珍しいものではなく、ほとんどのスーパーに置いてある一般的な油です。
もはや、メリットしかない!
と言いたくなるほどの優秀な油ですが、何が1番スゴいって、含まれている成分がスゴいんです。こめ油のメリットを少しまとめてみました。
遺伝子組み換えじゃない
タイ産のこめ油も最近見かけます。でもほとんどの商品が国産です。国産であれば、まず遺伝子組み換えの心配がないので安心です。
抗酸化力が半端ない!!
こめ油は抗酸化力が高く、ビタミンEはもちろんのこと、ビタミンEのなんと50倍も抗酸化力があるというスーパービタミンEの
トコトリエノール
これが含まれている、とても貴重な油です。さらに、こめ油にしか含まれていない
γ-オリザノール
これもまた抗酸化作用が強くて、こめ油がどれだけ酸化に強いかがわかります。
体のサビを防いだり、細胞の老化を遅らせるには、もってこいな油なんです。
血液もサラサラに
油の食物繊維?!とも言われる
植物ステロール
さらに、悪玉コレステロールだけを低下させる
オイレン酸
など、血液をサラサラにしてくれる成分も豊富な油なので、こめ油を使うことは、血流UPにも繋がりそうです。
油=悪のイメージを変えた油
妊活には1番必要なのはオメガ3。これは間違いないです。でもそのオメガ3の亜麻仁油やエゴマ油は、熱に弱いのが最大の弱点。でもこめ油は
熱に強くて酸化もしにくい
だから、食用油に最適なんです。サラっとしていて、イヤな臭いも少なく、油切れも良い。
個人的には、こめ油に変えてから、揚げ物で感じていたムカムカが無くなりました。
私にとっては、お料理しながらこめ油でビタミンEを摂る、そんなイメージです。
今まで買ったことがないという方は、ぜひ一度、試してみてくださいね!